成長のイメージ

長期インターンシップ活用術(1/3) -最速で成長するために-

はじめに

読者の皆様は大学時代をどのようにお過ごしでしょうか。
学業に勤しむ、アルバイトに精を出す、サークルに注力する等…自由な学生には多くの選択肢がありますね。

今回はその選択肢の一つとして、インターンシップを取り上げたいと思います。
筆者は大学生の頃、スタートアップ企業でインターンシップをしており、その経験が後々の社会人生活にも大きな影響を与えてくれました。

もしインターンシップに興味があるのであれば、ぜひ本コラムを読んで頂き、あなたの学生生活の選択肢の一つとしてインターンシップを検討してみてください。

インターンシップとは

”インターンシップ”という言葉はここのところよく聞かれるようになりました。
もしかすると大学1〜2年の就活前の方もすでにご存知かもしれませんね。

インターンシップは大きく、短期インターンシップと長期インターンシップに2種類に別れます。

短期インターンシップとは、数日〜1週間程度の期間で開催されます。
一般的には就活の選考の一部に組み込まれていることが多く、ESを提出し、面接やグループディスカッション等を受けてから参加します。

内容としてはグループワークのようなものが大半で、職業体験をするという本来のインターンシップとはかけ離れたものであると言えます。

要するに短期インターンシップとは、企業が新卒採用解禁前から優秀な学生を採用するために作ったものです。
インターンシップと呼んでおけば、フライングして新卒採用をしているわけではないと言い訳できるのです。
従って、短期インターンシップを実施する企業には大企業も含まれます。

一方、長期インターンシップは選考プロセスの一部ではありません。
長期インターンシップを行う場合、普通に企業の中で働くことになります。

様々な企業が長期インターンシップで学生を採用していますが、多くはいわゆるスタートアップ企業です。
小規模な企業で、まだ制度や役割分担も曖昧な事が多く、学生であっても意思次第で様々な仕事を経験することができます。

時給制の長期インターンシップが多いため、実務を経験できるアルバイトに感覚が近いかもしれません。

本コラムは長期インターンシップについて掘り下げるので、短期インターンシップについては脇に置いておきます。
以降本コラムにおける”インターンシップ”とは、スタートアップ企業における長期インターンシップを指します。

学生のうちに仕事の基礎を身につける

インターンシップでは、企業の戦略策定や実行の実務に関わることができます。
肉体労働的な側面が強いアルバイトや、机上の勉強と異なり、実際のビジネスに触れる体験は何物にも代えがたい経験ができます。

ビジネスでは大学の試験のように誰かが用意した正解はありません。
情報をインプットし自分の頭で考えて意思決定し、実行していく必要があります。
その時の頭の使い方や立ち回り方、アウトプットの作り方等は実務に触れることなしに身につけることはできません。

インターンで最速成長し、外コンで最速昇進

具体的な例を考えてみましょう。

筆者は学生時代とあるWebサービスの立ち上げを経験しました。
そのサービスで解決すべき課題を明確にし、その課題を持つ潜在ユーザーのニーズを深掘りし、どのようなサービスにすればその課題が解決できるか検討し…と字面だけ見れば格好いい経験でした。(ちなみにこの経験だけでも結構就活の時に活きます。)

その中でたくさん調査、資料作成、会議を経験しました。
どうやって調査すれば効率よく欲しい情報が見つかるか?、わかりやすい資料はどうやって作るか?、会議の準備は何をすればいいか?、そもそもやるべきことをどのように整理し、タスクを勧めていくか?等、ビジネスの基礎のスキルを体に叩き込むことができました。

さらに前述のように、スタートアップ企業は規模が小さく人員が不足している事がほとんどなので、インターン生だとしても能力を発揮し、意思を主張すればどんどん大きな役割を任せてもらえます。

この自分から仕事を取りに行く姿勢は、社会人になってからも非常に重要です。
俗に言う”指示待ち人間”は、不確実性が高く、価値を出すハードルが上がっている今の世の中で生き残ることが難しくなります。

学生のうちから自分の頭で考え、主張し、仕事を作りに行く姿勢をつけるにはインターンシップはうってつけです。

”高学歴でも仕事ができない人”というのは実際に存在しますが、その多くはビジネス的な考え方や動き方を知らない事が原因であると筆者は思います。

新社会人でもスタートダッシュ

更に学生時代に仕事の基礎と姿勢が身についていると、卒業後のキャリアでも活きます。

全くビジネスの実務に触れずに社会人になり、ビジネスをする人と、学生時代から実務に触れてきた人とでは、ビジネスパーソンとしての土台の高さが全く異なります。

ビジネス的な頭の使い方に加え、PPTやExcel等操作等の基礎や基本的な分析スキルもインターンシップの中で身につけることができます。

筆者はインターンシップでしごかれていたからこそ、外資系コンサルティングファームという優秀な若者が集まる環境でも、研修でMVPを獲得し、最速で昇進するという頭一つ抜けた成果を残すことができました。

志高い仲間を見つける

インターンシップに段階で参画するような学生は、志が高い学生である事が多いです。
志が高い学生は、何かしらの目的意識を持っており、それを達成するために自分の力を高める成長欲求が高い傾向があります。
意識が高いとも言いますね。

そのような学生と日々切磋琢磨できる環境に身を置ける事は非常に刺激的です。
また、大学を超えて同世代の優秀で志の高い学生とのつながりを持てることは生涯の財産となります。

筆者がインターンシップをしていた企業は、常時10名程のインターン生がいました。
皆非常に優秀な学生ばかりで、当時特に意識が高いわけでもなく、スキルがあったわけでもない筆者は圧倒されました。

しかしその中で努力して仕事をした事で、大きく成長でき、新卒で入社した企業でも活躍する事ができました。

このとき仲の良かったメンバーや社員の方とは社会人になっても付き合いがあり、刺激を受けています。
ビジネスでは人の繋がりと信用が非常に重要な要素です。
筆者にとってこの時作った信用できる優秀なメンバーとのネットワークは、社会人となった今でも大きな武器となっています。

自分の将来を考える

インターンシップをする事のメリットは、ビジネスの基礎が身につく事、優秀な同年代の人脈ができる事だけではありません。

良いスタートアップ企業は、世の中を本気で変えるという強固な意思を持っています。
その圧倒的な熱量は、普通のアルバイトでは経験することはできません。
文字通り人生をかけて取り組むテーマと見つけた人々の集まりです。

インターンシップに参加する事のもう一つのメリットは、この”本気”の人に触れ、自分の将来を考えるきっかけをくれることです。

多くの学生にとって、”本当にやりたい事は何か?”、”人生の目的は何か?”等の問いに答えることは難しいのではないでしょうか。
そう簡単に答えが出るものでもないですし、もしかしたら見つけられないまま人生を終える人のほうが多いかもしれません。

キッカケは何でもいい。本気でやることが大切

筆者も学生時代は確固たるやりたい事もなく、実現したい目標もなく、なんとなく生きていました。
ただ、将来やりたい事ができた時に後悔しないよう、スキルだけは高めておこうという考えだけはありました。

そしてたまたまインターンシップを募集していますという案内を受け、”成長できそう”くらいの気持ちでインターンシップにエントリーしたのが始まりでした。

しかしインターンシップの中で、社員の方々の仕事ぶりや想いに触れる中で、自分も将来”こうしてサービスを作って世の中を変えたい”という想いを抱くようになりました。

そして今、”学生の選択を支援し、学生生活の最大化する”という想いを抱き、このAri Kiri mediaを立ち上げました。

これは筆者のストーリーですが、あなたにも当てはまることです。
インターンシップに本気で取り組むことで、何かしらあなたの将来を変える原体験ができると思います。

その原体験があるのとないのでは、社会人になってからの時間の使い方や充実具合が180度変わります。
もしあなたがなにか少しでも興味がある分野があれば、その分野でビジネスをしている企業に連絡をしてみてはいかがでしょうか。
教育でも、エネルギーでも、人材でも、漠然とIT系でも何でも構いません。

まずはアクションしてみましょう。
それから見えてくる世界があります。

能動的に動かなければ何も得られない

ここまでインターンシップのメリットをご紹介してきましたが、一つ重要な事を忘れていました。
それはインターンシップに参加すれば自動的にメリットが享受できるというわけではないということです。

インターンシップを最大限に活用してメリットを享受するためには、以下の2要素が重要となります。
– あなたの姿勢や能力
– 受け入れ先の企業の姿勢や能力

企業側については、後ほど述べるとして、まずは前半のあなたの姿勢や能力について述べます。

インターンシップでは、先述の通り学生であっても戦力として見られます。
したがって受身の姿勢ではむしろ企業側からすれば必要ありません。
むしろ邪魔になる事すらあります。

更にインターン生にもコストが掛かっているため、無駄な金を使ったとさえ考えられることも有り得ます。

インターン生はお客様ではありません。
少しでもインターン先の企業に貢献し、自分が成長するために、能動的に動けるマインドセットを持ってインターンシップに望みましょう。

学生なので能力が不足するのは仕方ありませんが、やる気があって努力すればどうにでもなります。
企業側もそれは承知のうえです。

従って、インターンシップにエントリーするなら、能動的に動く意志 を持ってエントリーしましょう。

デメリットも有る…学業との両立がポイント

ここまでインターンシップの特徴やメリットについて説明してきましたが、当然デメリットもあります。

労働時間が長くなりがち

インターン生とはいえ、人手不足のスタートアップ企業では普通に戦力として期待されます。
最近のスタートアップは元外コン、外銀、投資ファンド等の華々しい経歴を持った方々が立ち上げた企業も多く、たとえ学生相手でも要求水準も高くなりがちです。

では何が要求されるのでしょうか。
シンプルに言ってしまえば、”成果”を要求されます。

”成果”が何かは仕事の内容によって変わりますが、例示すると以下のような感じでしょうか。
※もちろん例示であり、この限りではありません。

  • 営業系:アポイントメント獲得数や契約獲得数 等
  • マーケティング系:コンバージョンレート改善率や作ったコンテンツ数/質、立案した施策数/質 等
  • 経営企画系:考えた/実現した事業アイデアの数/質 等
  • エンジニア系:書いたコードの量/質 等

そして、”個人の成果=投下資本×運×能力”です。

投下資本はその仕事に取り組んだ時間であるとお考えください。
能力はその仕事をどれだけ効率よく、質高くこなせるかを指すとします。

当然ですが、スタートアップの実務における学生の能力は、ビジネスの世界で戦っているスタートアップのメンバーほど高くありません。
能力は経験を積んで高めることはできますが、地道な努力の結果であって自分の意志で能力自体をコントロールすることはできません。

運も同様に、自分の力で何かできる話でもありません。
実際、棚ぼた的に仕事がうまくいくときもありますが、はじめからそれを当てにしてはいけません。

一方、投下時間は自分の意志でコントロールする事ができます。
理論上は際限なくインターンシップに時間を投下することができます。(もちろん1日24時間以内ですが)

更に時間を投下して仕事をすればする程、学生のうちは能力も向上するので、楽しくなってインターンシップにハマる方はたくさんいます。
筆者もそうでした。

ただ、ハイプレッシャーの中長時間労働が続くと、心身ともに疲弊しますので、健康面のケアだけは欠かさないようにしましょう。
インターン生ながら働きすぎて少し精神的に参ってしまった知り合いもいます。。
当たり前ですが、休む時は休みましょう。

学業に影響が出る

労働時間が長くなりすぎると、健康被害以外に、学生の本分たる学業にも支障が出ます。

授業を休んでインターンシップに勤しむのは、学生本来の姿からすると乖離があります。
勉強が将来に活きる事はたくさんあるので、学業はおろそかにするべきではありません。

度が過ぎると、単位を落としてしまったり、最悪留年してしまったりします。
インターンシップは大きな財産になりますが、単位を落とさないように最低限の勉強はするようにしましょう。

社会人になると多くのマルチタスクが発生します。
その全てできちんと成果を出すことが求められます。

将来バリバリ活躍するためにインターンシップに参加するなら、うまく時間をコントロールして単位もきちんと取れるようにして参加しましょう。
インターンシップの仕事と学業もマルチタスクです。

そのためには、一つ一つのタスクを高速で効率よくこなすことが求められます。
インターン先の企業の社員から最大限にスキルを盗みましょう。

学業については、Ari Kiri noteを活用し、どうしてもついていけなかった授業については優秀な学生の知識を借りることも検討してみてはいかがでしょうか。
やりたいインターンシップに時間を投下するためにも、効率よく最短距離で勉強できるようにしましょう。

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おわりに

今回は課外活動の一つの選択肢として、長期インターンシップの活用術について、筆者の実体験も交えながら解説しました。
筆者、及び筆者の友人の経験上、学業と両立さえできていれば、インターンシップに学生時代に取り組んでおく事は非常に有益です。

学生時代にインターンシップでビジネスの基礎をしっかり身につけていると、社会人になってからのスタートダッシュが全く違います。
インターンシップで作った人脈は仕事をしていく上で非常に役に立つことばかりでした。
当然、就職活動にも有利に働き、外コン、外銀等の超難関企業に就職する人も多かったです。

あなたが大学で何に注力すべきか悩んでいるなら、インターンシップを一つの有力な選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

”インターンシップが有益なことはわかったが、具体的にどの企業に行けばいいのさ!”というご意見もあろうかと思いますので、次は優良インターン企業の条件について考えてみたいと思います。

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長期インターンシップ活用術(2/3) ‐優良企業の条件‐