#08:心の声を信じ、好奇心を貫け!

No.02 好奇心に従って生きる。ヤフー天才エンジニアの次の挑戦

元ヤフーエンジニア起業家、東山さんのインタビュー#08です!
#00の概要はこちら!
#01はこちら!
#02はこちら!
#03はこちら!
#04はこちら!
#05はこちら!
#06はこちら!
#07はこちら!

ヤフーで最速昇進

– ヤフーではどのような仕事をされたんですか?

2017年2月に入社して以来、ヤフーでは、一貫して飲食関係のサービスを担当しました。

特に希望したわけではないですが、当時大きなプロジェクトがあったため、配属されたんです。

今はオープンになっているのでお話しちゃいますが、一休の買収プロジェクトです。
※一休は、飲食レストラン予約サイト等を運営している。2015年にヤフーが約1,000億円で買収を発表した。

始めはヤフーと一休のサービスの統合に向けた、小さな開発を担当しました。入社してから1ヶ月位ですね。
2017年4月にリリースしました。

その後、4月からチームが変更になり、フロントからバックまで全ての領域を担当するようになります。
ここで後にフリージアを共同創業する相方の佐久間に出会いました。

佐久間のような優秀な同年代のエンジニアに出会えたのは、ヤフーに転職してきてよかった事ですね。

東山さんと佐久間さん
東山侑真|Yuma Higashiyama(写真左)。2015年に大阪大学大学院情報科学研究科を修了し、アライドアーキテクツ入社。2017年2月にヤフーに転職、飲食店予約サービスのデータ分析等を担当し、同社トップクラスのスピードで昇進。ヤフー同僚の佐久間氏(写真右)と共に、2018年8月に同社を退職、フリージア株式会社を創業。

– 新チームはどのような仕事だったんですか?

いきなり一人ではどう考えても出来ない仕事が振られました。笑

まずは自分でできる分量をちゃんと見極めて、それは自分でこなし、後は雑に仲間にパスしました。笑
佐久間にはだいぶ助けてもらいましたね。笑

この仕事をこなした事で、社内で顔が売れ始めたんです。
それから名指しで仕事を任せてもらえるようになりました。

途中からは飲食部門のデータ分析プロジェクトに参画しました。
データを分析して、個々のユーザーに最適化したレコメンドを実現するのがテーマでした。

データ分析には、データの収集、成形、分析・示唆出し、実行とざっくりステップが別れているんですが、僕は主にデータの成形を担当しました。

そのためのAPIの設計とか、色々プロジェクトベースで経験できましたね。

– この頃は楽しかったんですか?

そうですね。
全体的には、求めていたチームでの活動もできたし、佐久間のような優秀なエンジニアにも出会えたし、成長している実感もあったので楽しかったです。

プロジェクトベースで色々経験できて、新鮮な体験もできましたし。

社内でかなり成果は出していたので、多分最速だったと思いますが、3つ飛ばしで昇進していきました。
佐久間も同じような感じでしたね。

ただ、もちろん不満や疑問はありました。

例えば、この期間たくさんのサービスを作ったんですが、大当たりしたものは一つもありません。

社内では仕事ができると行って評価して頂いていたものの、ユーザーに大きなインパクトを残せたわけではなかったんです。

今思えば、刹那的に自分が満足したいと思って動いていたのが、この頃からは、周りの仲間の事や、ユーザーへのインパクトを意識し始めていたような気がします。

視座が上がった感じですかね。

pic

組織や働き方への疑問が独立へのキッカケ

– どの後どのように起業に至るんですか?

佐久間とは、2017年4月から同じチームだったんですが、ふたりともヤフーでの働き方に疑問があったんです。
佐久間とは、この件がきっかけとなって意気投合してすぐに打ち解けました。

まず、プロジェクトに終わりがない。
”終わりがない”というのは、目的が明確になっていないという事です。

プロジェクトとは、そもそも目的を達成するために期間限定で立ち上げ、終わったら解散するものです。
でもヤフーではそうではなく、ズルズルと終わりなく続くプロジェクトが多かった。
そうすると、メンバーは疲弊しますし、何のために仕事をしているのかわからなくなります。

また、責任の所在も不明確でした。
何か問題があっても、意思決定をしないといけない時も、明確に責任を持って進められる人がいなかったんです。

他にも色々な問題が起こっており、評価や昇進、プロジェクトチーム編成にも影響していました。
納得感のない昇進や、スキルセットから考えると全く適したメンバーじゃないチーム編成を何度も見てきました。

たくさんの大企業を見てきた知り合いのコンサルタントと話した時にも言われたんですが、大企業あるあるみたいですね。

そのおかげで、チームとしての達成感を求めてヤフーに来たのに、それが得られなかったのが最大の不満でしたね。

pic

まずは社内改革に奔走

– それで退職を決めたんですか?

いえ、すぐに退職すると決めたわけではありません。
このままだとこの会社やばいぞと思って、まずはなんとか改革しようと思って活動したんです。

プロジェクトの立ち上げ方やチーム編成、運営に至るまで、より精度を高め、メンバーが楽しく働けるようなプロセスを考えました。
そして上長にそれを提案したんです。

プロジェクトの立ち上げの際には、社内の事情だけでなく、ユーザーの課題を可視化し、それをどう解決するか考えた上でプロジェクトを設計しましょうとか、そんな感じで。

でもあまり提案は受けれてもらえず、これは自分たちでやったほうが早いなと。
働いていて楽しい、達成感を感じられるような会社を自分たちで作ろうと思ったんです。

それから二人でヤフーで働きながら面白そうなサービスを考え始めました。

– なるほど。そういう経緯で二人で活動し始めたんですね。

週5日平日はヤフーで勤務して、残り2日でサービス案を考えていました。

とにかく色々アイデアを出して、アパレル系のサービスがちょっと行けそうだぞとなりました。
そこからは流石にヤフーと並行すると時間が足りないなとなり、辞めることにしたんです。

”こんな会社にしたい”が独立した根本の想いだったので、事業のアイデアを考えるのは苦労しました。笑

ヤフーから高く評価して頂いていた事は感謝していますが、やりたい事を見つけたら挑戦しないと気がすまないので、辞める事に迷いはなかったです。

実際、腕に自信はあったし、フリーランスになって業務委託でも十分稼げると思っていました。

そして、2018年8月に退職し、佐久間と共にフリージア株式会社を立ち上げました。

pic

好奇心を追い求める人生

– 独立後はどのようにサービス開発を?

佐久間と2人で事業相手を考え、プロトタイプを作っては改良している段階であり、まだ正式にサービスはリリースしていません。

近い内に一つリリースする予定です。

今の所、事業で収益がないので、2人ともエンジニアのスキルを生かして業務委託を個人で受けて生活費と運営費用を賄っています。

外部資本を入れることも考えたんですが、自分たちでサービスが作れるのですぐに大きな資金がいらない事と、やりたい組織を作るには、まずは自分たちの考えだけで会社を運営したいと思って、調達していません。

– やりたい事を貫いてますね。

はい。

多分、湧き上がる好奇心に従って、好きなようにやりたい事に挑戦し続けるのが生きがいなんだと思います。

この点は相方の佐久間も同じ信念です。
とにかく何でも新しい事は好きだし、興味を持ったら実際にやらないと気が済まない。

そこに、幼少期からの仲間と何かをワイワイ作り上げ、達成感を得る事が重なっている感じです。

新しくて好奇心が湧く、何か面白い事を、仲間と一緒に取り組んで達成感を得たい。
これが僕のモチベーションの源泉です。

いつでも仲間を募集しているので、[もしご興味があればこちらを見てみてください。](https://arikiri-media.com/freegian_internship_application)
エンジニアインターンシップ大絶賛募集中です!!
絶対独り立ちできるエンジニアに育て上げます!

pic

好奇心があったほうが楽しい。素直に従うともっと楽しい。

– 最後に、学生へのメッセージを頂けますか?

え、学生さんへのメッセージ?
困ったな。笑
偉そうに言える事なんてないですよ。笑

強いて言うなら、やっぱり”自分の好奇心に従おう”って事ですかね。

僕はそうやって生きてきて、何一つ後悔している事はありません。
医学部をやめた事も、就活失敗した事も、転職した事も、起業した事も、全て自分の心の声に従っているので。

そのために、臆せず、自分の信念を主張する事を心がけて頂くといいんじゃないかと。

多分僕が初めて主張したのは、親父に医学部をやめて情報系にいくと伝えたときですが、これがなければ今の僕はなかったです。

信念って言うほど仰々しいものじゃないかもですが、”何故かわからないけどやってみたい”とか”面白そう”って感覚は大事にしてほしいです。

好奇心を持って、それに従って生きる人生が一番楽しいんじゃないかなと思っています。

– ありがとうございました!

こちらこそ、こんなんで参考になるか分かりませんが。笑
ありがとうございました。

pic
途中からは佐久間さんにも参加いただき、終始和やかで笑いの絶えないインタビューでした!

おわりに

No.01の河野さんとはタイプの違う起業家にお話を伺った。

インタビューを通じ、東山さんの一番の強みは、好奇心とそれを実現する行動力にあると感じた。

とにかく自分が面白いと感じた感覚を大切にして、それに臆せず飛び込む。
その行動力と覚悟を持った方は、満足した人生を送れる確率が高いのだろう。
とにかく楽しそうな姿が印象的だった。

色々と考えすぎて挑戦できないという方は、一度でも良いので、とりあえず何も考えず直感的に面白そうと思った事をやってみてはいかがだろうか。

周りの目や打算を脇におき、好奇心に従った時、新しい世界が見えるかもしれない。

非常に気さくな方で、終始和やかに、笑顔が絶えないインタビューだったが、その雰囲気も伝えられていると嬉しい。
おおよそ一般的な起業家はバリバリ意識高く、将来を見据えてやっていると考えられているだろう。

東山さんはそのようなステレオタイプな起業家タイプではなく、もっと柔らかく、したたかなタイプだ。

起業家には様々なタイプが存在する。
自分が起業家には向いていないと考えるあなたも、もしかしたら実は向いているかも知れない。

今回のテーマは好奇心。
このインタビューが、あなた自身の情熱を見つけるキッカケになれば幸いである。


#00:好奇心を追い求める人生を貫く。元ヤフートップエンジニアの次のステージ
#01:神童であり、悪ガキ。気になったことは何でもやった
#02:センター試験に大失敗!そして気づいた好奇心
#03:売却益30万円。学生時代にサービスをイチから作る
#04:好奇心の矛先は、ビジネス・起業へ。学生団体で学んだ事
#05:仲間とともにビジネスをつくる。失敗も糧にする
#06:一年越しのSNS成功を機に、学問の道へ
#07:将来を見据えつつ、今やりたい事を両立する魔法の判断軸
#08:心の声を信じて好奇心を、貫く