#07:将来を見据えつつ、今やりたい事を両立する魔法の判断軸

No.02 好奇心に従って生きる。ヤフー天才エンジニアの次の挑戦

元ヤフーエンジニア起業家、東山さんのインタビュー#07です!
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自由な会社を求めて

– リクルートのみとのことですが、どんな軸で就活されたんですか?

あんまり明確にちゃんと軸を定めてたわけじゃないんですが、”自分の仕事の自由度が高い”事だけは譲れない条件でした。

ほら、僕って好き勝手やってきた人生なので、言われた事だけやるって環境では仕事続かないなって。

リクルート落ちた後、Goodfindの方に相談したんです。
すると、”エンジニアから事業側へのシフトは比較的簡単だが、逆は難しい”という話を頂いて。
だったら既にある程度スキルはあるし、エンジニアから仕事始めてみるかと思いました。

※Goodfindは、ベンチャー企業に特化した人材系会社。求人紹介やキャリア相談、セミナー、採用代行等、幅広いサービスを提供。

大企業のエンジニアだとテスターとか小さい部分の仕事しかなさそうだったので、小さめの会社が良いなと思ってました。

丁度その頃、Goodfindの方から、”アライドアーキテクツが1年前に上場したばかりで熱いよ”って教えてもらって。

それでアライドアーキテクツを受けました。
一応ネットで軽く調べましたが、実はあんまり会社の事を勉強せず受けに行ったんです。笑

東山さんと佐久間さん
東山侑真|Yuma Higashiyama(写真左)。2015年に大阪大学大学院情報科学研究科を修了し、アライドアーキテクツ入社。2017年2月にヤフーに転職、飲食店予約サービスのデータ分析等を担当し、同社トップクラスのスピードで昇進。ヤフー同僚の佐久間氏(写真右)と共に、2018年8月に同社を退職、フリージア株式会社を創業。

出会ったアライドアーキテクツ

– アライドアーキテクツへ入社した決め手は何だったんですか?

就活で重視していた、”僕の仕事における自由度”が決め手でした。

面接ではアライドアーキテクツの事業というよりは、僕がどんな仕事ができるか、その時裁量を持って自由度高く仕事ができるかを確かめました。

ちゃんと確かめた事もあり、予想通り自由度が高い仕事でした。
というより、ベンチャーだったのでやりたいと提案すれば、大抵は何でも出来るって感じですね。

研修で当時は比較的新しかったアンドロイドアプリを作るという、新しい事に挑戦できたのも良かったです。

研修後、僕がメインで担当したのは”モニプラ”というSNSマーケティングツールの開発、運用でした。
始めは”これを作ってくれ”と丁寧に指示されていたんですが、途中からはどんどん指示が~~雑に~~高度になっていきました。

”メールの開封率を20%上げてくれ”とかですね。
目的だけ明確で、手段は問われていない指示は、やり方を僕が決めて試せるので自由度が高くて楽しかったです。

自分で調べて課題を分析して、対策をまとめてプレゼンして承認をとって自分で開発、運用すると、全て自分で関与できたので、達成感もありました。

中の良かった先輩が業務改善担当になったので、僕もプロジェクトに参加して、業務効率を高める施策を考えたりもしました。

振り返ってもこの頃は楽しかったし、僕はやっぱり企画をして自分で作るのが好きだなって感じますね。

アライドアーキテクツには、新卒から2年弱ほど所属しました。

新鮮味とチームを求めてヤフーへ

– 楽しめていたのにどうして退社されたんですか?

明確なキッカケがあったわけではないんですが、大きく2つ転職すると決めた理由があります。

  1. 新鮮味がなくなった
  2. チーム活動が少なかった

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1. 新鮮味がなくなった

1年半ほど立つと、アライドアーキテクツでの仕事は大体がパターン化されてきます。

だいたい何をするのか明確になってきて、ワクワク感が小さくなっていったんです。

元々新しい事をするのが好きで、好奇心でそれを追い求めてきたので、ちょっと刺激が足りなくなりました。笑

これが一つ目のキッカケです。

2. チーム活動が少なかった

アライドアーキテクツは、小さい会社だったので、大抵の事は僕一人でやらなければいけない状況でした。

それはそれで自由度高くて面白かったんですが、幼稚園生以来、仲間とワイワイやるのが好きだったので、チームとして取り組み、達成感を得られない事は物足りませんでした。

そして、小さい会社の景色は見たし、次はもう少し大きくて、チームとして働ける会社にいこうと思いました。

– 転職活動はどのように進めたんですか?

転職活動の軸は明確で、3つおいていました。
この軸に合いそうな企業を、自分で調べたり、転職エージェントに提案してもらったりしました。

  1. 大きめの会社で、同年代のエンジニアが所属しており、チームで活動ができる
  2. 新しい事に積極的な会社
  3. 成長度合いが高い会社
1. 大きめの会社で、同年代のエンジニアが所属しており、チームで活動ができる

上記の通り、アライドアーキテクツでは一人プレーが多かったので、仲間とチームが組める人数と体制のある会社を希望しました。

必然的に大企業が中心でしたね。
また、同年代の若いエンジニアが所属している事も重視しました。

自分の市場価値というか、実力が若手の中でどんなもんか知りたかったんです。
大きいIT会社であれば、優秀なエンジニアが集まっており、僕にとっても刺激になると思ったんです。

2. 新しい事に積極的な会社

常に新鮮な体験を追い求める性格のようだったので、新しい事業、サービス、技術の開発に積極的で、それに関われる企業を探しました。

急成長企業とか、新規事業のポジションを募集しているような会社が候補になりましたね。

また、エンジニアはどんな技術や言語を使っているかをとても気にします。
この点でも新しい技術の取り入れに積極的な企業を探しました。

3. 成長度合いが高い会社

この頃も、自分で事業をつくりたい想いは相変わらず持っていました。
そのためにも、高速で様々な経験を積み、成長できる会社に行きたかった。

Vokersの20代の成長度合いが高い企業ってイメージです。
実際Vokersで調べて、ランキングの高い会社は優先的に候補に入れました。

※Vokersとは、転職口コミサイトの事。転職者が自分の古巣の企業を所定の項目に沿って5点満点で採点する。東山さんが重視したのは、その中の”20代成長環境”の項目。

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– 差し支えなければ、実際にどの企業を受けて、どのように決めたかお話いただけますか?

受けた企業は、”LINE”、”リクルート”、”ヤフー”です。
この3社は、先に上げた僕の重視していた軸をすべて満たしていました。

決めた理由はかなりシンプルで、一番最初にオファーを頂いたのがヤフーだったからです。

条件は満たしているし、転職活動を辞める事に特に抵抗はなかったですね。
ピンときたら即断するのは昔からです。

2014年4月から勤めたアライドアーキテクツを退社し、2017年2月にヤフーに入社しました。

この時は、自分が当時抱えていた不満を解消し、やりたい事を追求していましたが、結果的に将来にもつながっています。

僕は好奇心に従って将来やりたい事を決めていました。
なので、好奇心に従って次の選択をすれば、その延長線上に将来やりたい事があるような感じです。
好奇心ベースの意思決定を積み重ねた結果、やりたい事にたどり着くみたいな。

好奇心って直感的に湧き上がるものですよね。
コントロール出来るものではない。

ちょっと難しいいまわしですが、
直感は、ある事象や意思決定に際し、これまでの経験や、属している集団のバイアス、すなわち過去に人生の総和を元に、脳が好ましいか好ましくないかを判断する、一瞬の認知プロセスです。

簡単に言うと、直感とは、過去の人生を凝縮し、好きか嫌いかを判断するプロセスです。
つまり、直感的に好きなものは、自分にとっては絶対的に好きである確率が高い。
過去の人生と整合している、一貫性のある判断です。

一貫した自分の好奇心に従っていれば、将来やりたい事のために何かを我慢したり、自分がやりたくない事をする必要はないと思うんです。
好奇心は僕にとっては魔法の判断軸です。


#00:好奇心を追い求める人生を貫く。元ヤフートップエンジニアの次のステージ
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#02:センター試験に大失敗!そして気づいた好奇心
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#05:仲間とともにビジネスをつくる。失敗も糧にする
#06:一年越しのSNS成功を機に、学問の道へ
#07:将来を見据えつつ、今やりたい事を両立する魔法の判断軸
#08:心の声を信じて好奇心を、貫く