#06:一年越しのSNS成功を機に、学問の道へ

No.02 好奇心に従って生きる。元ヤフートップエンジニアの次のステージ

元ヤフーエンジニア起業家、東山さんのインタビュー#06です!
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1年越しの大学生SNSが大ヒット

– 次は何を立ち上げたんですか?

次のプランを話し合っている時に、また大学生SNSのアイデアが浮上したんです。
僕としても一度断念したものだったので、再挑戦したいという想いがありました。

丁度3年生の春ごろだったので、4月に入学してくる次の新入生向けにサービスを出す事にしました。

始めはサークルの情報を一覧で見れるくらいの機能しかなかったんですが、”阪大って新入生の横の繋がり弱いよね”って事で、ランダムメールを追加したんです。

ランダムメールとは、特定のURLにメールを送ると、登録者の誰かにランダムで届くというサービスです。
興味本位でメール出してもらって、本来繋がる事がない人とつながったら面白いかなって作ってみました。

そして4月に新入生に対してビラ配りをして告知しました。

今回のビラはちょっと凝っていて、ビラに阪大生が興味持ちそうなクイズを書いたんです。
”クイズの答えはWebで!”って形にして、僕らが作ったサービスに誘導しました。
結果的に、かなりうまく行ってユーザーが集まりました。

学習塾での失敗を活かしましたね。
塾のときよりうまくサービスの良さを訴求できたと思います。

東山さんと佐久間さん
東山侑真|Yuma Higashiyama(写真左)。2015年に大阪大学大学院情報科学研究科を修了し、アライドアーキテクツ入社。2017年2月にヤフーに転職、飲食店予約サービスのデータ分析等を担当し、同社トップクラスのスピードで昇進。ヤフー同僚の佐久間氏(写真右)と共に、2018年8月に同社を退職、フリージア株式会社を創業。

うまく行き過ぎたせいで・・・

– 大成功だったんですね!

特にランダムメールが新しくてめっちゃ流行ってましたね。
でも流行りすぎたせいで問題が起こって・・・。

当時借りていたサーバーがランダムメールのデータ通信量に耐えきれず、重くなって停止してしまったんです!笑
サーバー会社からも、契約している料金の容量を大幅に超過していますって連絡が来て。

大きいサーバー借りるにはコストが高いし、この停止している間にユーザーも離れてしまったので、このサービスも終了する事にしました。

負荷への対応とかも見込んでサービス設計しないとダメなんだなと学びました。

そして、キリも良かったのでちょうどこの頃、エンジンも解散します。

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一度、学問の道へ

– エンジン解散しちゃったんですか?

SNSが終わったのが、大学4年生の5月くらいだったので、丁度就活シーズンに入ったんです。

僕は大学院に進学する予定だったので、関係なかったんですが、他のメンバーは就活って感じでした。

院試の勉強と並行して、これまで落としていた単位をまとめて取り直しました。
サービス作ったりTRIGGERで忙しかったせいで、単位はギリッギリでした。
4年生が一番真面目に大学行ってましたね。笑

麻雀は欠かさずやっていましたが、他の活動はめっきり減りました。

– そうだったんですね!大学院はそのまま阪大で進学されたんですか?

はい。
阪大の大学院に進学したんですが、専攻は少し変えて、情報セキュリティにしました。

というのも、学部時代にたくさんサービスを作ってみたものの、1回もセキュリティの事考えてなかったなって思ったんです。

実は2年生の時作ったハンドメイドオークションサイトの時は、ユーザーからセキュリティが甘いって注意されたんです。
確かにセキュリティちゃんとしてないと、ユーザーは不安になるなと。

また、僕が情報系を志したキッカケの一つであるブラッディ・マンデイの影響もあり、セキュリティを一度ちゃんと勉強しようと決めたんです。
・・・ハッカーになってみたいという想いもありましたが。笑

※ブラッディ・マンデイは天才ハッカーを主人公としたストーリーの漫画・ドラマ。情報戦がテーマのため、サイバーセキュリティに関する知見が多数登場する。

院試は順調に受かり、その後は麻雀が中心でしたが、普通の大学生みたいに遊んで暮らしました。

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大学院では学問中心

– 大学院でもサービスを作ったんですか?

大学院時代は、学部時代ほど課外活動はやらなかったです。

サイバーセキュリティの勉強が中心でしたが、相変わらず新しい事は好きで、好奇心から色々挑戦はしましたが。

一つは、政治系の大学院の先生のところでのバイトです。
その先生が、選挙にかかる情報を全てぶっこ抜いて、分析して選挙の結果を予想するという実験するらしく、エンジニア的な人を求めていたんです。

指導教官からその話をされて、僕は技術的な事は得意だし、面白そうだし、やってみたんです。

それからは選挙のたびにデータを集めて分析してました。

もう一つは、当時新しい技術だったRailsというのがあるんですが、それを学んでました。

知り合いつてに、プロのファッションコーディネーターがサービスを作るのにエンジニアを探していると連絡をもらいました。
ユーザーがいくつか好みに関する質問をされて、プロのコーディネーターがそれに合わせてコーデを提案するというサービスでした。
サービスの中身には全く興味なかったんですが、Railsで開発するというので、参加しました。

やっぱり、エンジニアリングの勉強には、実際に開発するのが一番身になると思います。

順調に研究して、修論を修めて卒業しました。
サイバーセキュリティを勉強しておいたのは、その後のキャリアでかなり活かせていますね。

必要性と興味ありきで専攻を決めたので、今回は学部と異なりちゃんと研究していました。

就活は失敗・・・

– 卒業後はどうされたんですか?

結果的には、アライドアーキテクツという、ベンチャーのデジタルマーケティングの会社に入りました。

でも、元々はリクルートに入りたかったんです。
漠然と自分で仲間を集めて事業をつくりたいと思っていたので、”起業するならリクルートだろ!”って安直に。笑。

リクルートなら、若手から仕事を沢山任せてもらえて、成長度合い高いし、意識高い起業志望メンバーにも出会えると思って。

エンジニアのスキルは学生ながら色々作っていたので、ある程度出来るかなと思っていました。
なので、もっと売上を作る部分を学びたくて営業で受けてましたね。

結局リクルートは受からず、どうしようかなと困ってました。笑


#00:好奇心を追い求める人生を貫く。元ヤフートップエンジニアの次のステージ
#01:神童であり、悪ガキ。気になったことは何でもやった
#02:センター試験に大失敗!そして気づいた好奇心
#03:売却益30万円。学生時代にサービスをイチから作る
#04:好奇心の矛先は、ビジネス・起業へ。学生団体で学んだ事
#05:仲間とともにビジネスをつくる。失敗も糧にする
#06:一年越しのSNS成功を機に、学問の道へ
#07:将来を見据えつつ、今やりたい事を両立する魔法の判断軸
#08:心の声を信じて好奇心を、貫く